アナン国連事務総長のメッセージを代読する松浦ユネスコ事務局長
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式典では、渡辺泰造・日本国際博覧会協会政府代表、豊田章一郎・日本博覧会協会会長の挨拶に続き、松浦晃一郎・国連教育科学文化機関(ユネスコ)事務局長が、国連機関の代表として、コフィ・アナン国連事務総長のメッセージを代読、国連館のテーマでもある自然、文化の多様性の大切さを訴えました。
また松浦ユネスコ事務局長は、国連館の実現・運営に貢献している「公益信託日本動脈硬化予防研究基金」をはじめ関係各機関に謝意を述べられました。動脈硬化予防研究基金は国連館内の「高齢化社会と心血管疾患」の展示に協力しています。
式典に続いて行われたイベントでは、ユネスコの人類の口承及び無形遺産の傑作と宣言された4組の実演が会場を沸かせました。オペラの原型になったというグルジアの多声音楽、チマ・チョゴリの女性が鼓手と組んで歌う韓国の詠唱「パンソリ」、肩を怒らせながら激しく歌うアゼルバイジャンの吟唱「ムガーム」、それに日本の人形浄瑠璃・・・、まさに文化の多様性と、その素晴らしさを目の当たりにすることの出来た一日でした。
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